上條賞を受賞して
上條賞を受賞して
藏本結美子
この度は上條賞という名誉ある表彰をいただけたこと,大変光栄に思います.日々の学びを支えてくださった先生方,職員の皆様方,そして互いに切磋琢磨した仲間たちの存在あってこその結果です.
大学生活を振り返ると,私が最も力を注いできたことは日々の学業でした.私自身,特別な才能があるわけではございません.基礎を大切にし,一つ一つの講義内容を着実に理解することを意識して取り組んできたことが,結果に繋がったと考えております.講義で扱われている内容については,その場の理解が最も大切ですが,関連する知識と結びつけながら学びを深めることを心掛けました.また,疑問点をそのままにせずに文献や資料を用いて解決し,理解を積み重ねていく姿勢を大切にしてまいりました.地道な取り組みではありましたが,こうした積み重ねが学びの定着につながり,結果に結びついたのではないかと感じております.
歯科医療は単に知識や技術だけでなく,患者様との信頼関係の上に成り立つものであると臨床実習で学びました.実習の場を通じて,患者様の不安や背景に寄り添う姿勢の重要性を実感し,医療従事者としての責任の重さを強く意識するようになりました.また,歯科医療はチームで支えるものであり,多職種との連携や周囲との協力の大切さについても理解を深めることができました.
これらの経験を通じて,物事に粘り強く向き合う姿勢や,着実に積み重ねていくことの大切さを身に付けることができました.これは学業に限らず,今後の歯科医師人生でも必要とされる力であると考えております.
これからも大学で学ばせていただいた知識や姿勢を大切にし,現状に満足することなく自己研鑽を続けていきます.そして,患者様一人一人に真摯に向き合い,信頼される歯科医師へと成長していきたいと考えております.地域医療の一端を担う歯科医師として社会に貢献するとともに,常に最新の知見を取り入れながら安全で質の高い医療を国民に提供できるように努めてまいります.最後になりますが,6年間という長い期間,日々ご指導くださった先生方,支えてくださった職員の皆様,そして共に学び合った仲間たちに心より感謝申し上げます.



