会長挨拶

コロナ感染症による世界的パンデミックという経験したことのない状況下で、日々の診療に従事されている同窓生の皆様にまずは敬意を表します。感染症予防のための消毒の徹底、医療材料の入荷遅れや高騰、そして患者さんの減少と、暫くは今までと同じように診療することが難しい状況が続きます。ワクチンが開発され世界の人々にいきわたるまで、知恵を出し合って協力して、診療と経営を維持しなければなりません。同窓会でも大学と連携して情報発信を続けてまいります。
さて、第37回同窓会総会において同窓会長に再任され3期目を務めることになりました。役員の若返りを図り、新しい意見を取り入れながら同窓会を運営してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
本年度の同窓会事業は支部長会、各支部会、講演会、他大学との交流事業と現在まですべて中止となっております。現状では感染症のリスクを回避するために、無理をすることなく活動をしてまいります。また、今年度は、来年度または将来に向けての同窓会事業を見直す良い機会と捉え、理事会、委員会で意見交換を進めます。
会計の収支バランスの見直しも重要項目で、会員数の増加に伴い支出が毎年増加しています。一方で収入は終身会費制であるため毎年ほぼ同じであり、経費の見直しをしていますが厳しい状況が続いています。納入頂いた終身会費は、卒後30年経過した会員では1年あたり3000円程度で事務費、福祉共済費の負担も難しい状況です。そこで、昨年度の理事会でサポート会費の導入を決定しました。60歳を迎える学年の先生方から順次、毎年1万円のサポート会費の納入をお願いさせていただきます。納入頂いた会費を基に、さらに同窓会事業の充実を目指します。
今後も会員の皆様のご協力をお願い申し上げます。
昭和大学歯学部同窓会
会長 小原 希生