2025年度第3回昭和医科大学歯学部同窓会ポストグラデュエートセミナー後記
2025年度第3回昭和医科大学
歯学部
同窓会ポストグラデュエート
セミナー後記
講師:山本 松男 先生(昭和医科大学 歯学部 歯科保存学講座 歯周病学部門 教授)
演題:「リグロス®を使った歯周組織再生療法の実習」
日時:令和8年3月15日(日)10時~15時
2026年3月15日(日),昭和医科大学歯学部同窓会主催による2026年度第3回ポストグラデュエートセミナーが開催された.今回は昭和医科大学歯学部 歯科保存学講座歯周病学部門 教授の山本松男先生を講師としてお迎えし,「リグロス®を用いた歯周組織再生療法の実習」をテーマに,講義および実習をご担当いただいた.
本セミナーは講義と実習を組み合わせたハンズオン形式で実施され,全国から19名の先生方が参加された.
本セミナーは,歯周外科治療に対する理解を改めて深める貴重な機会となった.歯周病は罹患率の高い疾患である一方,外科的介入が必要となる症例は限られているとされてきたが,リグロス®の登場により歯周組織再生療法が現実的な選択肢として広がっていることを実感した.また,令和6年度診療報酬改定により結合組織移植(CTG)が保険適用となったことで,機能回復のみならず審美的配慮を含めた歯周形成外科の重要性を再認識した.
一方で,これらの高度な治療の基盤がフラップ手術にあることを改めて理解し,切開や剥離をはじめとする基本手技の確実な習得の重要性を再認識した.実習ではブタ顎骨を用い,フラップ形成の基本操作に加え,リグロス®を用いた歯周外科手技やCTG,ボーンチゼルによる自家骨採取を体験することができ,書籍や講義だけでは得られない具体的な手技感覚を学ばせていただいた.
講義において提示された症例からは,再生療法の適応判断や材料選択の重要性について多くの示唆を得た.今回の学びを日常臨床に還元し,より質の高い歯周治療の提供につなげていきたい.
最後に,貴重なご講演を賜りました山本松男教授,ならびにご指導・ご支援をいただきました滝口尚准教授,小出容子講師,およびご参加いただいた先生方に深く感謝申し上げる.
文責:学術委員 芦田圭介(39回生)









