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2024年度 第1回昭和大学歯学部同窓会 ポストグラデュエートセミナー 後記

11月10日(日)昭和大学歯学部同窓会主催のポストグラデュエートセミナーが開催されました。昭和大学歯学部3回生であり、昭和大学歯学部歯科補綴学講座顎関節症治療学部門の教授である菅沼岳史先生に「臨床医が理解しておく必要がある顎関節症の診断と治療」についてご講演いただきました。
診療をしていると患者さんから顎が痛い、口が開けにくいなど相談を受けること機会が多く、どう対応しようか悩むことが多々あります。今回のご講演では顎関節症の疾患概念から、病態や発症メカニズム、治療方法と幅広くお話していただきました。私自身、どの段階で専門治療への受診を勧めるべきか悩むことが多く、ご講演のなかで、

 

①深刻な痛み、開口障害や痛みが3か月以上続いている
②基本治療を1~3か月行っても改善しない
③外科処置を必要とする
④心理医学・精神医学的療法を必要とする場合

 

専門治療を勧めるタイミングとお話しがあり参考にさせていただこうと思いました。また治療の対象は開口障害と痛みがある場合で、治療の最初のステップは病態の説明や、患者さんの不安を取り除くことからとお話しいただき、今後意識して診療に取り組もうと思いました。
今回のセミナーには65名の参加者がおり、学生や研修医で参加している方もいて顎関節疾患・治療への関心度の高さを実感しました。貴重なご機会をいただきありがとうございました。

 

文責:学術委員 浪川夏絵(40回生)

 

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