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令和三年度卒業式ならびに上條賞・同窓会賞受賞者

令和3年度卒業式

歯学部同窓会長 小原希生

 

3月16日パシフィコ横浜大ホールにて、令和3年度昭和大学卒業式が開催されました。歯学部40回生、96名が卒業し同窓生は4124人となりした。残念ながら昨年に引き続きコロナ禍での開催となり、保護者の出席は卒業式のみで学位伝達式は学生のみの参加となり、また謝恩会は3年連続で中止となりました。

上條賞(卒業生総代)は根岸宗一郎さん、同窓会賞は岩瀬りささん、岩田理沙さん、北株賢太郎さんに授与されました。

同日発表の国家試験結果は、新卒者の合格率が88%、また修正合格率(6年生在籍者に対する合格率)では私立大学では唯一80%越えで、国立大学を含めても2番目の合格率と大変立派な成績でありました。

40回生の皆さんのご活躍を期待しています。

 

 


 

上條賞 根岸宗一郎

 

 この度は上条賞を受賞させていただき、誠にありがとうございます。このような名誉ある賞を頂くことができたのは、ご指導くださいました先生方、共に勉強に励んだ友人たち、そして頻繁に東京まで様子を見に来てくれた家族の支えがあってのことと感じております。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。

 大学生活を振り返ると、時間にすれば6年間というのは、高校生までの自分の人生よりずっと短いですが、その中で経験した嬉しいことや悲しいことは、量的にも質的にも大学生活でのほうがずっと多かったように思います。

 1年次の寮生活は、正直なところ初めは不安しかなく、ネガティブな気持ちで入寮しました。実際辛いことや大変なことは多々ありましたが、あの日々を経て、今でも頻繁に会ってくだらない話で盛り上がれる他学部の友人たちができたことは、一生ものの財産だと思います。

 2、3年次は勉強面において、6年間で最も大変だったと個人的には思います。人の身体に関する基礎的な内容で、どの程度まで仕上げればよいのかわからず、必死に授業プリントを寝る間も惜しんで覚えたのは、今となっては良い思い出です。

 4年生からは、だんだん歯科的な内容の科目や実習も増えてきて、将来のビジョンが漠然と見えてくるようになりました。そして、5年次の臨床実習でついに外来に出て、1年間様々な診療科を回っていく中で、具体性を持った歯科医師としての姿がとうとう現実味
を帯びてきました。

 6年生は本当にあっという間で、息つく暇もない1年だったように思います。しかし、それほど勉強に専念できたのは、支えてくださった先生方、国試対策委員の皆様のおかげだと強く感じております。

 現在は、昭和大学歯科病院の医科歯科連携診療歯科にて研修させていただいており、一般歯科診療から全身麻酔下での手術まで、幅広く触れさせていただき、充実した日々を過ごしております。後期は、同じく昭和大学歯科病院の口腔外科にて研修させていただきます。臨床研修修了後は口腔外科の大学院に進学し、専門医の資格をとろうと考えているので、研修医の段階で外科的な治療に携われる機会を大切にしたいと思っております。

 これからも、昭和大学の先生方にご指導ご鞭撻頂き、思い描く歯科医師になれるよう精進して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

 


 

同窓会賞 岩瀬りさ

 

 この度は歯学部同窓会賞という名誉ある賞を頂き大変光栄に思います。大学卒業までに支えてくださった全ての方々に、厚く御礼申し上げます。

 昭和大学での学生生活を振り返ると、とても楽しく充実した、あっという間の6年間でした。

 1年次の寮生活は、友人らと共に過ごす日々がとても新鮮で、かけがえのない経験となりました。特に、他学部の学生とも授業や実習、寮祭といったイベントなどでたくさん関わり合ったことは、医療人の礎となる主体性と協調性を育むことにつながったと感じています。

 2年次からは、本格的に歯学の勉強が始まり、新しい知識の修得に励む毎日でした。私生活では、ご縁があり歯科医院でアルバイトをさせて頂くこととなり、一足早く臨床の場に立ち始めました。実際の治療に携わることで、机上の勉強が将来的に患者さんの為になることを実感できたため、大学の授業にも興味を持って臨めました。また、患者さんとの関わり方も学ばせて頂き、この経験は5年次のポリクリや現在の臨床研修でも活きております。卒業まで暖かくご指導くださった院長先生や医院の皆様には、深く感謝申し上げます。

 3年次では、研究入門を選択し、生化学教室で実験方法や論文の書き方などを一から教えて頂きました。時間をかけたからといって必ずしも成果が出るとは限らないことにもどかしさを感じながらも、自らの地道な努力が、いつか多くの患者さんを救う可能性を秘めているという研究の醍醐味を味得しました。

 さらに、3〜4年次では課外活動として、国際交流センターにて留学生との交流に積極的に取り組みました。英語を話すのは決して得意ではありませんでしたが、コミュニケーションをとりたいという強い気持ちをバネに、周りの先生や友人らに助けてもらいながら必死に頑張っていたのを覚えています。特に、留学生と一緒に浅草観光やプロ野球観戦、ハロウィンパーティーなどを楽しんだことは貴重な経験になりました。

 5〜6年次は、コロナ禍で制限の多い状況下ではありましたが、先生方のご尽力により、例年と比べ遜色ない実りある学生生活を送ることができました。また、試験勉強においても、友人らとオンラインで勉強会を行うなど、感染対策を工夫しながら国家試験に向けて協力し合えました。

 現在私は昭和大学歯科病院の矯正歯科にて研修しており、後期は補綴科で研修させて頂く予定です。自分の未熟さに打ちのめされながらも、日々やりがいと臨床の奥深さを感じながら充実した生活を送っております。

 最後になりましたが、今日までご指導頂いた先生方、先輩方、いつも支えてくれた友人と家族に、心より感謝申し上げます。歯科医師として昭和大学の名に恥じぬよう一層精進して参りますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

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昭和大学歯科病院
臨床研修歯科医 岩瀬りさ

 


 


 

同窓会賞 岩田理沙

 

 この度は、歯学部同窓会賞という大変名誉ある賞をいただき、驚きと喜びでいっぱいです。このような賞をいただけたのは、熱心にご指導してくださいました先生方、支え合った友人、最後まで応援してくれた家族など多くの方の支えのおかげです。心から感謝申し
上げます。

 大学受験のとき、歯科単科大学ではなく医系総合大学である昭和大学に合格できたときはとても嬉しかったのを今でも鮮明に覚えています。

 学生生活を振り返ると、想像以上に勉強は大変でしたが、充実した6年間でした。富士吉田での寮生活は、部屋メンやコンパに恵まれ毎日が楽しく、あっという間の1年間でした。選択科目やPBLでは他学部の人と交流でき貴重な時間でした。今でも連絡を取り合う友人と出会えたのは寮生活があったおかげです。2年生から旗の台校舎に移動してからは、専門的な講義や実習が始まり、知らないことばかりで苦労しましたが、友人と助け合いながら定期試験、進級試験、CBT、国家試験とたくさんの試験を乗り越えてきました。6年生の1年間は、周りの人の優しさに何度も助けられました。

 部活動は同じコンパだった友人と一緒に歯学部準硬式野球部に入部しました。同期はもちろん、優しく面白い先輩・後輩に出会うことができ、特にオールデンタルは毎年の楽しみでした。コロナで5年生からは活動ができず残念でしたが、今年は今のところ3年ぶりにオールデンタルが開催されるのでOGとして行けるのが今から楽しみです。

 現在は、神奈川歯科大学附属横浜クリニックで研修をさせていただいております。今年は、同期15人中6人が同じ昭和大学出身でとても心強いです。4月は診療介助のほかに、診療に必要な基本的知識や技術を模型実習や相互実習で学んでいます。日々自分の技術の未熟さや知識の浅さを痛感していますが、上達する喜びと共にやりがいを感じ、楽しく充実した研修を送っています。5月からは患者さんを担当させていただくので、一つ一つを丁寧に常に目標を持って患者さんに寄り添える歯科医師になれるよう精進していきたいです。

 最後になりますが、今の私があるのは学生生活に関わってくださった皆様のおかげです。改めてお礼申し上げます。歯科医師として、口腔内のことで困っている患者さん、周りの方々へ恩返しできるよう努力してまいりますので今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 


 


 

同窓会賞 北株賢太郎

 

同窓会賞を受賞して

昭和大学歯科病院
臨床研修医 北株賢太郎

 

 この春昭和大学歯学部を卒業いたしました、40回生の北株賢太郎です。この度は、歯学部同窓会賞という大変名誉ある賞を授与して下さりありがとうございます。私がこのような賞を賜ることができたのは、私のことを信じて大阪から応援してくれた家族をはじめ、熱心にご指導いただいた昭和大学の先生方、ともに切磋琢磨し合った友人をはじめとする皆様のお陰であります。心より感謝申し上げます。

 振り返れば昭和大学で過ごした6年間はあっという間でした。入学式の後にみんなでバスに乗り富士吉田の地へと向かい、寮の部屋メンと初めて顔合わせをした瞬間をつい昨日のことのように覚えております。最初はなあなあな気持ちで歯学部に入学したものの、学年が上がり、講義や実習を通して多くのことを知るにつれ立派な歯科医師になりたいという思いが確かなものとなってきたように感じます。5年次の臨床実習にて、患者さんのお口の問題点を的確に診断してエビデンスに基づいた治療計画を立案し、高い技術力でその治療に当たられる先生方の姿を見学することができたのはとても大きな経験でした。最終学年である6年次には、国試対策委員長を務めさせていただきました。共に国試対策委員を務めて下さった竹園麻由子先生、中島和希先生、平澤慧先生、山田直輝先生にこの場をお借りして改めて感謝申し上げるとともに、補講や質問などを快く引き受けてくださった昭和大学の先生方、各種イベントのスムーズな進行に協力してくださった学年の皆様にも心より御礼申し上げます。

 

 

 私は4月末日現在、昭和大学歯科病院の協力型研修施設である川崎の髙柴歯科にて臨床研修をさせていただいております。髙柴歯科の院長は本学9回生の髙柴重幸先生で、池田祐子先生、金尚佑先生をはじめとする昭和大学歯学部卒業の諸先生方にも日々熱いご指導を賜っております。髙柴歯科は鶴見大学からの臨床研修医も受け入れられており、私は鶴見大学歯学部出身の先生と一緒に臨床研修をさせていただいております。昭和大学歯学部以外を卒業された先生と臨床研修を行うことで、お互いが知らなかった知識や技術を持ち寄りこれまでとは違った視点を養えるのがすごく新鮮です。自分の知識や技術の未熟さを痛感させられる毎日ですが、診療介助や研修医どうしでの相互実習、簡単な処置などを通して立派な歯科医師になれるよう日々研鑽を重ねさせていただいております。

 


 

 最後になりますが、在学中ご支援いただきました皆様に改めて心より御礼申し上げます。先生方のような立派な歯科医師になれるよう、日々少しでも多くのことに挑戦し、精進して参る所存です。今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

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