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令和二年度卒業式ならびに同窓会賞・上條賞受賞者

歯学部同窓会長 小原希生

 

3月16日パシフィコ横浜大ホールにて、令和2年度昭和大学卒業式が開催されました。

歯学部39回生、92名が卒業し同窓生は4028人となり、ついに4000人の大台を突破いたしました。残念ながら昨年に引き続きコロナ禍での開催となり、保護者の出席は1名のみ、謝恩会は中止となりました。

上條賞(卒業生総代)は陸田愛実さん、同窓会賞は関沙姫さん、田畑友寛さん、山田明佳さんに授与されました。

同日発表の国家試験結果は、新卒者の合格率が88%、既卒者を含めた合格率も82.2%とほぼ例年通りの立派な成績でありました。

39回生のご活躍を期待しています。

 

R2年度卒業式

 

同窓会賞表彰1

 

同窓会賞表彰2

 

同窓会長 小原希生先生と学部長 槇 宏太郎先生

 

各賞受賞者の声

上條賞・同窓会賞受賞者
左側から上條賞:陸田 愛実さん、小原希生会長
同窓会賞:山田 明佳さん
同窓会賞:田畑 友寛さん

 

同窓会賞を受賞して 私は同窓会賞の存在を知らなかったため初めはあまり実感が沸かなかったことを覚えています。卒業式での受賞することを伝えた時家族が喜んでくれました。コロナ禍で家族や友人たちに会えなかった分卒業式で会うことは一大イベントでありますし、さらに貴重な時間を作り出して頂きました。6年間の結果を一つの形とした盾を同窓会より頂いた事はとてもありがたく嬉しかったです。
私の親族に歯科医師はいません。そのため「印象」、「タービン」といった言葉から初めましての状態でした。家族が歯科医師であればなんとなくは知っているような単語も私には分かりませんでした。授業の一つ一つの言葉を一回も考えず、頭に入って来ることは稀でした。逆手にとると患者さんの気持ちを汲み取ることができます。患者さんと接する上で常に念頭に置き丁寧にするべきことが「状況を伝えそれに理解して頂くこと」だと思うので技術だけでなく伝える力を並行して身に付ける努力をしていきたいと思います。
話は変わりますが私は友達のお陰で勉強スタイルを確立させていきました。歯科医師国家試験の現実味がまだ沸かない2年次、歯科医師国家試験を意識して確実に理解する友人と会ったことをきっかけに最終地点を考えて突き詰めることができました。この大学生活では人となりや考え方も尊敬できる素敵な友人に会うことができました。
そしてこの大学生活を通して家族の存在の大きさや家族はいつでも応援してくれることに改めて気づかされました。
私の目標はまだ細かくは決まっていません。しかし一番の理解者である家族に喜んでもらえる歯医者になります。
家族や親戚、応援してくれた方、関わってくれた方を沢山笑顔にする笑顔をつくる歯科医師となるために進んでいくことは今までもこれからも変わることはありません。
このようなことを一度文章として書き納める機会を頂けて幸いでした。同窓会賞を授けて下さりありがとうございました。

関 沙姫

同窓会賞を受賞して この度は、同窓会賞という栄誉ある賞をいただき誠にありがとうございます。このような賞をいただくことができたのは、6年間熱心にご指導くださいました先生方や大学関係者の皆様、応援し支えてくれた家族、そして共に学び支え合ってきた友人たちのおかげであると感じております。
私は高校生の頃に家族が事故に遭い、口腔外科で治療をしていただいたことがきっかけで歯科医師という職業に惹かれ、歯学部へ入学しました。歯学部ではどんなことを学ぶのだろう、と期待と不安を抱えながら入学式に臨んだことを今でも鮮明に覚えています。
1年次、初めて顔を合わせる他学部の友人たちと生活を共にすることは他大学にはない大変貴重な経験でした。コミュニケーションスキルは今後も生涯学んでいくものでありますが、その基盤はこの寮生活で培うことができたと感じております。
2年次以降、基礎科目や臨床科目の授業が始まりました。必要な知識の多さに圧倒され焦りながらも、友人たちと放課後も学校に残り、問題を出し合うなど工夫しながら勉強する毎日はとても充実したものでした。
3年次の夏期休暇中には、離島の歯科医療を学ぶ実習に参加させていただきました。3年生だった私は臨床の知識に乏しかったのですが、かかりつけ医の先生の地域の方とのコミュニケーションや訪問歯科医療の様子を見学できたことは大変刺激になりました。また、長い間歯科医師としての経験をされてきた先生が今もなお目標を掲げ自己研鑽に励まれている姿を拝見し、私自身も生涯その姿勢を貫きたいと思いました。
5年次は大学病院の先生方のもと、臨床実習に励みました。医療面接や診療介助などを経験していく中で、4年次までに授業で学んできた知識が臨床の現場においてどのように活かされているか、なぜその知識が大切だったのかを実感しました。また、臨床の現場で活躍する先生方の姿を間近で拝見し、歯科医師という職業への憧れや目標がより明確になり、国家試験の受験へのモチベーションにも繋がりました。
6年次は受験に向けた大切な1年であると同時に、新型コロナウイルス感染症に翻弄された1年でもありました。思うように登校ができない中、国家試験対策委員として自分たちには何ができるのか、時には悩みながら勉強に励みました。同じ悩みを共有し、共に国家試験まで活動してくれた国家試験対策委員のメンバーには本当に感謝しています。また、全員が感染することなく無事に国家試験を受験することができたのは、ご尽力くださいました先生方のおかげです。この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。
私はお世話になった昭和大学を離れ、4月より藤沢市民病院にて研修することとなりました。歯科医師としてこれからが始まりですが、これまで学んできたことを軸に、昭和大学の名に恥じぬよう精進してまいります。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

山田 明佳

同窓会賞を受賞して この度は、同窓会賞という名誉ある賞を頂戴し、光栄に思います。この同窓会賞は優秀な成績をおさめた学生に送られるとのことですが、自分自身、トップクラスの成績を維持し続けてきた自覚がなかったので、今回このような賞を頂くことができ、驚くとともに、大変嬉しく思います。
入学以来、試験勉強に関しては常に友人と一緒にやってきました。自分ひとりではなかなかモチベーションが上がらないときでも、みんなで集まっている場所に行くことで勉強を始めるスイッチを入れることができました。1年次は寮のラウンジや空いている教室、2年生以降では大学生協や友人の自宅に集まり、昨年の新型コロナウイルスの影響で人が集まってはいけない状況では、Web会議システムを使っていつでも話ができるようにしながら勉強をしました。誰かと一緒に勉強をすることのメリットは、モチベーションを上げることもありますが、わからない事についてその場で話し合える点だと思います。勉強をしているときに生まれた些細な疑問点でも、その場で誰かに聞くことですぐに解決でき、反対に教える側の人は他人に教えることで、その内容について頭の中で整理しなおすことができます。そして、誰かに説明していく中でまた新たな疑問が生まれ、それについて話し合うことで、自分1人では考えなかったような事に気づくことができ、より一層理解を深めるとともに、会話することで記憶を定着させることができました。このような勉強をすることができたのも、勉強へのモチベーションが高く、どのようなことでも話し合える関係でいてくれた友人たちのおかげであり、とても感謝しています。また、わからない事について丁寧に教えてくださった大学の先生方や生活面などにも気を配っていただいた指導担任やチューターの先生、大学のことだけでなく、様々なことについて相談に乗っていただいた先輩方など、6年間を通して関わっていただいたすべての方々に感謝したいと思います。
2021年度は千葉県の亀田総合病院で1年間研修をさせていただくことになっています。昭和大学で得たものを活かして、指導していただく先生方や患者さんに対する感謝の念を忘れずに、同期の仲間と切磋琢磨して、社会に貢献できるような歯科医師を目指して頑張っていきたいと思います。

田畑 友寛

上條賞を受賞して この度は上條賞という名誉ある賞を受賞させていただき、誠にありがとうございます。このような賞をいただくことができたことを大変嬉しく思っております。今まで親身にご指導くださいました先生方、温かく見守ってくれた家族、一緒に励まし合い6年間という月日を共にした友人に感謝申し上げます。
高校3年生の頃を振り返ってみますと、両親が歯科医師である私は、医療系に進学したいという目標の中で受験勉強に励んでおりました。最終的には歯学部と看護学部に合格し、進学先を悩んでいたところ、恩師の勧めもあり歯学部への進学を決意いたしました。
期待と不安が飛び交う中、富士吉田校舎での寮生活がスタートしたことはつい昨日のことのように感じます。寮生活では、多くの友人と触れ合うことで、集団生活の大切さを教わりました。また学部を超えた連携により、情報交換や様々な行事を体験したことも今では貴重な思い出として焼き付いています。毎日が楽しく、素晴らしい友人にも恵まれ、かけがえのない時間となりました。
2年次からは、旗の台キャンパスで基礎・臨床科目の勉強が始まりました。1年次とのギャップが大きく、最初は授業についていくことに必死だった記憶があります。病院実習を行わない時期で、膨大な知識を習得するため、勉強方法について悩みました。そのような中で励ましあって勉強した友人達との時間は、今となっては良い思い出です。
5年次の病院実習では、今まで頭の中で理解していた知識を実際に活用することで、より一層理解が深まりました。また、患者さんの気持ちを理解した上で、寄り添って治療を進めていく先生方の姿は、今後自分が歯科医師として従事していく中で、とても大切な姿だと痛感しました。
コロナ渦での6年次は、例年のように毎日通学したり、学習環境が確保できない中で国家試験に臨むことになりました。大きな不安を抱えつつ、さらには自分達の健康面にも注意しなければならず、決して一人では乗り越えることができなかったと思います。支えてくださった先生方、国家試験対策委員の方々、共に勉強してくれた友人に感謝申し上げます。
大学生活を振り返りますと、良き友人に恵まれ、助け合った6年間であったと思います。共に支えあった友人は私の人生の中でかけがえのない財産です。大学入試のとき悩んだ末、昭和大学歯学部への進学を決め、本当に良かったと思っています。
最後になりますが、在学中ご指導いただきました皆様に改めて心よりお礼申し上げます。4月から、前期は昭和大学歯科病院の小児歯科、後期は横浜市立みなと赤十字病院の歯科口腔外科で研修をさせていただきます。
「至誠一貫」の精神を実践で活かせるような医療人になり、歯科医師として多くの患者さんに信頼されるよう精一杯精進して参りたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

陸田 愛実

月別

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