昭和医科大学歯学部同窓会のホームページです

MENU

2025年度 第1回 昭和医科大学歯学部同窓会 ポストグラデュエートセミナー後記

2025年度 第1回
昭和医科大学歯学部同窓会
ポストグラデュエートセミナー後記

 

 2025年度 第1回 昭和医科大学歯学部同窓会 ポストグラデュエートセミナーは
令和7年6月8日(日)に昭和医科大学歯科病院6階臨床講堂とZOOM配信によるハイブリッド形式で開催された。
 講師には昭和医科大学歯学部31回生であり、昨年、昭和医科大学歯学部 口腔生化学講座 教授に就任された塚崎雅之先生を迎え、「歯科臨床のための骨免疫学」としてご講演頂いた。
 はじめに自己紹介として、昭和医科大学を卒業後10年間 東京大学で研究を重ねたことや趣味の一つである「サウナ」についても論文で第1、2回日本サウナ学会学術大賞にもなったという、何事にも本気で取り組む塚崎先生の業績が紹介された。
 続けて「歯科臨床のための骨免疫学〜炎症と骨、力と骨、骨再生の新知見」として、まず我々歯科医師は、歯はもちろん骨もターゲットとなることが多いという話から骨モデリングにおける破骨細胞、骨芽細胞それぞれの働き、また臨床においては実は「骨を壊して体を守る」などの免疫システムなどの説明があった。さらにインプラントや口腔がんなどに対する生化学的なアプローチについての話があった。
 最後に「研究教育の将来展望」として現在、昭和医科大やイエール大と共に塚崎教授がリーダーとなって進めている研究、「口腔がんにおいて「唾液検査」で早期発見した後、浸潤型などの型を見極め外科的切除し、その後、塚崎教授が発見したTIMP1遺伝子からなる製剤を用いて残存がんの浸潤予防することによって、例えば口腔がんの顎骨転移による骨切除を根絶する」という壮大なプロジェクトの話があった。
 今回、参加人数は会場とWEB参加合わせて53名であった。学術委員会としては初めてのハイブリッド形式での講演会を行ったが、途中音声が聞き取りにくかったという受講者も若干いたことが事後アンケートから明らかとなり、今後の改善点であると考えられる。
 一方、ハイブリッド開催ということで東京から離れた先生からの参加も多数見受けられハイブリッド開催の有効性も確認できたので、今回の反省点も踏まえ今後の講演会開催に生かしたい。

 

文責:学術委員 望月 悟(16回生)

 

更新情報(一般公開)月別

ご弔事報告

ページトップへ