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同窓会賞を受賞して

同窓会賞を受賞して

中村英里

 

 この度は歯学部同窓会賞という大変名誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。このような素晴らしい賞をいただくことができたのは、6年間に渡り熱心にご指導くださいました先生方、ともに協力しあった仲間、そして山梨から見守り応援し続けてくれた家族など様々な方の支えがあったからだと感じております。皆様に心より感謝申し上げます。
 6年前の4月、入学式を終えて入寮のために富士吉田キャンパスへと向かうバスの中で、不安な気持ちがありつつも期待に胸を膨らませていたことを今でも鮮明に覚えています。1年次の寮生活を通し、相手の気持ちを考えて譲り合う心や自分の意見を述べることの大切さを学びました。また、学部が違ったとしても大切な仲間であり、どの学部も対等であるというチーム医療を行う上で大切な考え方の基盤もこのときに身につきました。寮生活では季節ごとに様々なイベントがあり、全員で協力してイベントを作り上げていくこともとても楽しく思い出に残っています。
 2年次に上がり、新型コロナウイルスが私たちを襲いました。4年次まではその影響により、オンライン授業や午前と午後に分かれて学年の半分の人数で行う実習など今までと全く異なる学習スタイルが続き、先の見えない中で大きな不安を感じました。さらに2年次からはより専門的な学習内容となり歯学部の勉強の大変さを痛感しました。そのような辛い時期もありましたが、友人たちとの励ましあいにより乗り切ることができました。
 5年次で行った臨床実習を通して、今まで机上で学んできたことをより深くリアルに理解できるようになりました。また、患者さんと実際に接したことで、患者さんのお話を親身になって聞く大切さや分かりやすい言葉での説明の重要性を強く実感しました。
 6年次の選択実習では、カナダのブリティッシュコロンビア大学にて2週間の実習をさせていただきました。現地の学生の知識と技術の高さや日本とは異なる治療方法などから大きな刺激を得ました。そして、グローバルに活躍できる歯科医師になりたいと思うようになりました。また、6年次は国家試験の勉強が想像以上に大変で、焦りや不安に苛まれる日もありましたが、分かりやすい講義をしてくださった先生方や国家試験対策委員の皆様、そして勇気づけあった友人たちのおかげで国家試験の日まで集中して勉学に励むことができました。
 医系総合大学である昭和大学だったからこそチーム医療の大切さやその行い方、他職種間でのコミュニケーションの取り方を学ぶことができました。昭和大学で得た様々な経験や学びは、私にとって一生の財産です。今年度から校名を変更し、益々発展されていく昭和医科大学に何かの形で恩返しができるよう日々精進してまいります。
 最後になりますが、私に関わってくださった全ての方に改めまして感謝申し上げます。6年間大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします。
 

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