| Q | 歯周病と喫煙は関係ありますか? |
| A | 1日の喫煙本数と歯周病の程度を比較した場合、少なくとも1日に1本でも吸う人の方が明らかに歯周病の重症度が増しており、1日の喫煙本数が多くなれば、重症度はさらに増加する1)。また、生涯喫煙量はアタッチメントロスや歯槽骨吸収にも関係があり、重度の喫煙は、歯周病性細菌より高いリスク因子と考えられる2)。 【文献】 1)(Shizukuishi. et al Ann Periodonoto 1998) 2)(Grossi. et al Periodonto 1995) (2003.11.7) |
| Q | 喫煙は歯周治療の効果に影響がありますか? |
| A | スケーリング・ルートプレーニングを、喫煙者と非喫煙者で比べた場合、歯周ポケットの減少は喫煙者の方が少なかった、また歯周外科処置後の治療においても、喫煙者の方が劣るといわれている。 【文献】 1)(Preber H. et al J Clin Periodontol 1995) (2003.11.7) |
| Q | 下額全部床義歯の外形がどうもうまくいきません。なにか良いアドバイスを! |
| A | まずは、口腔内で可動粘膜を非可動粘膜の境目を見つけましょう。筋形成のようにホッペタを動かして見てください。このラインに皮膚鉛筆で線を引きます。そしてそのまま、アルジネートで大きく印象します。このときに舌側の床縁の長さは、先生方が日常臨床でやっているように舌突出させて、左右に動かしてください。 そして採得した印象を大きく石膏をついでください。模型上に皮膚鉛筆の線が印記されます。これで簡単な外形は決定できます。厳密に言うと、もうひとつの大切なファクターである、床縁の厚さの決定の仕方が残っていますが、まずはここまでやってみてください。 (2003.11.7) |
| Q | 最近よくインプラント矯正という言葉を耳にするのですが、どのような分野なのですか?また、適応症や対象年齢はあるのですか? |
| A | 矯正治療では一般に歯同士を固定源として用いるため、それぞれの歯や歯群で引っ張り合うことがほとんどです。そのため、アンカレッジロスといって大事な固定源が移動してしまうことが多いわけです。デンタルインプラントは顎骨との強固な骨結合(オッセオインテグレーション)を有しているため、これを固定源として歯の移動を行う場合インプラントの移動、すなわちアンカレッジロスは全く起こりません。したがって、欠損歯を伴う不正咬合者にまず、デンタルインプラントを適用し、これを固定源として利用しながら矯正治療を行うことが普及しつつあり、このような治療法をインプラント矯正と呼んで通常の矯正治療と区別することがあります。 最近ではデンタルインプラントよりも明らかに小さいサイズのチタン製スクリューやプレートを矯正治療の固定源として専用に用いるものが国内外で市販されるようになりました。このようなミニスクリューやミニプレートを用いることで、欠損歯のない成人患者や成長期の患者に対して、従来は困難であるとされていた大臼歯の圧下や近遠心移動が可能となり、骨格性開咬患者が手術なしに改善できる可能性が広がったり、過蓋咬合や叢生の改善がスピードアップして行えたり、非抜歯治療(小臼歯)の頻度が増加するなどの矯正治療体系の変化が生まれてきました。 適応症はほとんどすべての不正咬合者でありますが、デンタルインプラントを用いる場合は欠損歯にインプラントを適用し、前歯部に叢生や反対咬合等を有する症例は適していると思われます。また、ミニスクリューやミニプレートを用いる場合は、大臼歯や前歯の圧下移動が必要な症例や、3 mm を越える大臼歯の近遠心移動が必要な症例は最適であろうと思います。対象年齢はデンタルインプラントを応用する場合は成人に限定されますが、ミニスクリューやミニプレートを応用する場合、矯正治療後にはインプラントを撤去しますので10歳代の成長期の患者にも適応可能です。 (2003.11.07) |
